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赤羽牧洋記念クリニックで東洋医学の治療も可能

 

赤羽牧洋記念クリニック 院長 三橋 牧

 

鍼・マッサージ治療について

2011年から当院では鍼治療を診療に取り入れています。鍼治療を経験された多くの患者さんが実感するのは痛みに対する即効性で、「嘘みたい!」「マジックじゃない?」と言われることもしばしばあります。整形外科では、腰・膝・首・肩の痛みで受診される方が多いのですが、痛みの原因が重大なものであったらどうしようという不安を持っていらっしゃる方も多いと思います。もちろんレントゲン検査などをして、身体的な診察を通して正しく診断し説明することで、多くの方がそれだけで安心されることも多いのですが、「実際に良くなるだろうか」と不安な面もあると思います。一方、鍼治療では、その場で痛みを軽減して、今まで動かすのができなかった肩が上がるようになったり、ぎっくり腰で椅子から立つのさえつらかったのが、すっと立てるようになると、患者さんのほうでも「治る病気なんだ」とすごく納得されるのです。

鍼治療は、痛いのではないかとの不安もあるかもしれません。私たちはよく、頭皮に鍼治療を行います。頭皮にある小さな治療ポイントを探して、数ミリ程度の深さに細い鍼をさし数十分程度そのままにしますが、鍼を刺したときチクっとした感じがありますが、そのあとは多くの患者さんが頭に手をやってから「えっ、鍼が刺さっているの?」というくらいの痛みです。この頭鍼療法はYNSAと呼ばれ、宮崎の山元敏勝先生が1970年代に開発され、現在世界中で医師や鍼灸師が実践しています。私達は2011年春に日本中医学会(木本裕由紀会長)においての山元先生のYNSA実践講座でその劇的な効果を目の当たりにしました。そこで当院で早速採用し、今まで治療に苦労していた病気がよくなっていくことに驚きと感動の日々が始まりました。その年の秋に、宮崎県の山元先生の病院で1週間のYNSAセミナーに参加してさらに知識と技術を高め、その後も日々研鑽して現在に至っております。YNSA以外にも、中国の董師奇穴(とうしきけつ)・平衡鍼(へいこうしん)・耳鍼や韓国の高麗手指鍼など、実用性の高い技術を適宜併用して治療に当たっています。円皮鍼(シールに短い鍼がついた置き鍼)は手足によく用いていますが、ほとんど刺した痛みがなく、効果が持続するので便利です。患者さん自身による自宅での治療には、刺さらない鍼がついた円皮鍼も市販されています。

また、痛みが軽減しても、長い間使っていなかった筋肉や関節が固くなっていることもあるので、リハビリテーションが必要になります。当院では、温熱治療や電気治療のほかにマッサージを併用して、はやく元の生活に復帰できるように効果的な治療を組み合わせています。リハビリ室での治療だけでは、効果が持続しない場合もありますが、自宅でどのような運動療法が必要かも指導していますので、遠慮なくリハビリのスタッフに聞いてほしいと思います。

漢方治療

【症例1】

70代の女性が杖をついて足を引きずりながら、左足首のはれと痛みを訴えて来院されました。1年以上前に風呂場で転んで足をぶつけてから、痛み止めやシップなどを病院でもらって治療しましたが、一向に治る気配がありません。診察するとむくみが下腿から足首にかけてひどく、外反母趾と偏平足があり、踵(かかと)の骨が内側に強く傾いていました。漢方医学的には、足の冷え、夜間尿、皮膚の乾燥、腹診で下腹部が軟弱であることから、加齢によるエネルギー不足がベースにある浮腫で「腎陽虚+水滞」と判断しました。そこで足首の傾きを矯正するサポーターをつけていただき、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)を処方しました。10日後、「2-3日で足首の痛みがよくなってきた!」とのこと。また日中の尿量も増えて足のむくみも急激に改善しました。「今まで腫れがひどくて左足だけ2cm大きなサイズの靴を履いていたけど、左右とも同じサイズがはける!」と大変喜んでおられました。

【症例2】

60代の女性が、4年前に仰向けに転倒してから左の腰から背中にかけての痛みがあります。近くの病院で痛み止めと湿布をもらい、「そのうち治る」と言われましたが一向に良くなりません。背骨のレントゲンをとると第11胸椎に古い圧迫骨折の変形があり、ちょうどその部分で亀のように背中が曲がっています。痛みはその左側の脊柱支持筋にあるようで、5分くらい歩くと痛くなってきます。水太り体型で疲れやすく暑がりで、軟便と頻尿があります。腹診では、おなか全体が白くて柔らかく、冬なのにしっとり汗をかいています。舌診では、腫れぼったい感じで湿った白い苔があります。漢方医学的には「気虚の風湿」と判断して防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)を処方しました。効果は劇的で「4年間痛かったのがウソのようによくなった!」とのこと。6日目の朝にはほとんど良くなっていたそうです。さらに疲労感・多汗・頻尿・軟便といった症状も改善していました。

漢方治療の実例をご紹介しましたが印象はいかがでしょうか。「漢方薬は体質改善の薬だから長く飲まなくては効かない」とよく言われますが、このように長い間の痛みが、数日から数週間で改善することもしばしばあります。西洋薬の痛み止めの効果がない場合や、副作用で使えない場合も、漢方薬ならうまくいくことがあり、漢方治療は私たちにとって、治療選択肢の幅をぐ~んと広げてくれる、なくてはならない強い味方です。

また、いわゆる「痛み止め」と違うのは、一時しのぎの効果だけではなく、患者さんの体を「痛みが起きない体質に変えていく作用」を持っていることです。そのために、「寒熱・虚実・陰陽・表裏」「臓腑弁証」といった漢方医学的なものさしで、患者さんの状態を把握する必要があります。この技術が漢方医の腕の見せ所というわけです。漢方医学的診断がつけば、それに対応する漢方薬を選択することになります。医療用の漢方エキス製剤は、148処方が健康保険の適応を受けていますが、そのほとんどを近隣の調剤薬局さんに常備していただいているので、安心して患者さんに最適な漢方薬を処方することができます。エキス製剤は、生薬を煎じる手間を省いたいわばインスタントコーヒーのようなものです。そのため細粒や顆粒は、お湯に溶かしての服用が一番いいですが、西洋薬の錠剤や顆粒と同じような服用法でも可能です。また漢方薬でも数は少ないですが錠剤や丸薬のものもあるので、要望に応じて選択しています。煎じ薬は、ご自宅で生薬1日分を煎じた煎じ汁を数回に分けて服用するものですが、当院では処方しておりません。

 

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